浜松医科大学 内科学第三講座 免疫・リウマチ内科浜松医科大学 内科学第三講座 免疫・リウマチ内科

ENTRY
—ABOUT US当科について
・科長からの挨拶
・スタッフ紹介
・業績
—TO MEDICAL STUDENTS医学生の方へ
・医学生の方へ
—TO RESIDENTS研修医の方へ
・研修医の方へ
・女性医師の方へ
・インタビュー 大橋弘幸 先生
・インタビュー 金本素子 先生
・インタビュー 木本理 先生
・インタビュー 山崎賢士 先生
・インタビュー 古川省吾 先生
—RELATED FACILITIES関連施設
—TO PATIENTS患者さん向け
—PRIVACY POLICY個人情報の取り扱い方針

Interview-02

女性医師の強いミカタ

藤枝市立総合病院
リウマチ科 科長
金本素子先生

 医師になって比較的早く出産と育児を経験された金本素子先生。現在は静岡県中部の基幹病院、藤枝市立総合病院(564床,標榜35科)のリウマチ科で医長として勤務されています。なんと約20年間ずっと同院で勤務されているとの事。出産や子育て経験を含めてお話を伺いました。(2014年取材)

部活やバイトに明け暮れた学生時代

 県内のカトリック系私立高校に通われていた頃、自分の将来を見据えたとき人の役に立つ仕事に就きたくて医師になったという。医学生時代は、水泳部に所属しながら家庭教師や某大手ハンバーガー店でのアルバイトに明け暮れていたと気さくにお話して下さいました。

進路の決定

 今の医学生の皆さんはスーパーローテートで外科、内科をはじめ多くの科を回ると思いますが、私も第三内科のコーディネートで、大学病院や聖隷浜松病院で内科系を中心に幾つか回らせていただきました。専門科目は未決定だったのです。
 転機が訪れたのは、卒後3年目。当時、勤務していた聖隷浜松病院で第三内科の大先輩の先生が『これからリウマチの画期的な治療が出てくるよ。先生たちの時代だ』と声を掛けてくださいまして、免疫・リウマチ内科に明るい未来を感じたのです。
 1999年に日本で初めて承認された抗リウマチ薬のメトトレキサート(Methotrexate : MTX)の出現ですね。その後、2003年に生物製剤が承認され、まさに患者さんにも私たちにも明るい未来が見えたわけです。

出産・育児

  私は卒後3年目の1999年に長女を、6年目の2002年に次女を出産しているんですね。比較的、早めの出産だったと思います。なにより感謝しているのは、所属していた第三内科が直ぐにバックアップしてくれた事です。この点は今でも恩を感じています。
 出産とはいえ、やはり勤務シフトが変更になり職場の皆さんに迷惑を・・・と考えましたし、受け持ちの患者さんも信頼できる医師でないと不安でした。そんな時に大学がすばやく対応してくれました。本当に心強かったです。
 次女の出産後、育児休暇を終えて復職してからはずっとこの病院で勤務しています。  じつは、最近も当科の先生が出産されました。勤務の事、患者さんの事、そして同じ女性でしか解らない事もあります。過去にそうしてもらった様に、今度は私が惜しみなく彼女をバックアップしていこうと思っています。

藤枝市立総合病院

 私は卒後4年目からずっとこの病院のリウマチ科で勤務していますので少しご紹介いたします。藤枝市は静岡県の中部にある総合病院です。そしてリウマチ科は、科長の唐橋太郎先生を筆頭に4名で診療にあたっています。なんと4名のうち3名が女性です。唐橋先生は私達をあたたかくもしっかり見守ってくださるので、とても良い雰囲気で働けています。大変だと思いますけれど。(笑)
 また、県中部には多くの総合病院がありますが、リウマチ科を標榜している病院は殆どありません。このため、近隣の焼津市や島田市の他、静岡市からも患者さんがお越しになります。希少な症例にも恵まれています。若い医師ならずとも経験が積めますし、わからない事など相談事があれば大学に相談する事もできます。
 あと付け加えたい点は、呼吸器科との連携が密なことです。週1回、合同カンファランスを行っています。リウマチにしても膠原病にしても合併症としての肺疾患が出ることも珍しくありませんので、しっかりとした連携体制が構築されています。当院には浜松医科大学以外にも幾つかの大学から先生方が来られていますが壁をまったく感じないのも魅力です。

進路を定めたローテート

 浜松医療センターでの研修を終えて大学病院に戻った私は、選択科目を免疫内科に進むための準備として活用しました。免疫リウマチ内科の主要な疾患である膠原病は、全身に症状が現れることが多く、治療で投与するステロイドの影響もあり、皮膚科の知識が必要になります。また、合併症として間質性肺炎を引き起こすこともあり、呼吸器内科でも勉強しました。フレキシブルにプログラムを組めることも、浜松医科大学の初期研修プログラムの良いところです。

医学生・初期研修医の先生方へ

 ベンチからベットサイドへという言葉があります。基礎研究と臨床を表す言葉ですが、リウマチ科は基礎研究と臨床の距離が非常に近い科です。最近では臨床(ベッドサイド)から基礎研究(ベンチ)にというサイクルも出来ています。そして、リウマチ科は慢性疾患が多く、患者さんと病気に腰を据えて向き合っていく医療を実践したい人には本当に向いています。是非、興味を持ってみてください。ご質問やご相談があればご一報ください。

あとがき

 お休みの日にはお二人の娘さんの部活に同行したり、買い物に出かけたりしている金本先生。ジョギングが趣味で東京フルマラソンにも出場されたお話も聞かせていただきました。
 お仕事の面では、初期臨床研修の自由選択で4ヶ月や6ヶ月もリウマチ科を希望してくれる研修医が増えた事が嬉しいと笑顔でお話くださいました。 凛とした雰囲気にも、気さくにお話をしてくれた金本先生。先生へのご相談は、当ホームページのよりご連絡ください。